AI開発の話など。ノリとか疲れとか

猫も杓子もAI、AI。いい加減うんざりしてきた人も多いと思う。僕自身、結構疲れている。

素朴に今起きている現象を受け入れている人は、こんな風に大騒ぎしている。「AIで開発がこんなに変わる! こんなに爆速で新機能がデプロイされまくっている! うわー、すごいぞ! AI万歳! ハーネスエンジニアリングの時代!」

一方で、シニアなエンジニアは、眼鏡をクイクイしながらこう言うだろう。「いやいや、解決すべき課題を発見することのほうが開発より何倍も難しいんだから……むしろ、AIのせいでゴミコードが量産されているこのほうが問題だよ」

僕はどちらも正しいと思う。いや、本当に。眼鏡をクイクイしながら、「うーん、これはこれで問題なのだが、この流れは不可逆であり……」と言っている。

従来の開発手法に戻すことは、多分そう難しくない。だから、ちまたで言われているように、AIのAPI料金がどんどん上がって、たとえば人間一人がコントロール可能なデプロイ単位を出すために、人間一人を雇うのよりも高くなってしまったら、きっとClaudeやCodexを解約して人間を一人多く雇うだけだろう。でも、しばらくそういう感じにはなりそうにない。

だから、いちエンジニアとしては、とりあえずハーネスだのなんだの、爆速開発↑↑みたいなノリに(完全には身を委ねないながらも)したがっておき、今この変化する環境の中でどういう開発をやっていくのが一番いいのか、考えをやめないことが大事だなぁとおもっている。シラケつつノリ、みたいなのは僕が生まれるよりも前に出版された本に書いてあったことだけど、まあそういうことだ。フロントエンドの流行り廃りに乗っかってたのとあまりかわらない。

この流行り廃りの流れに乗りつつ、自分たちの目の前の問題を一番早く確実に、そして安全に解ける方法がなんなのかを探り当てていく必要がある。そのためには、とにかく実験していくしかないんでしょうね。大変すぎる。勘弁してくれ、疲れた。やるけど。